「今なら胸を張って言えるんだ 俺は乙男(オトメン)なんだって」
女の子らしいものが大好きな乙男、飛鳥のストーリー堂々の完結です!
二冊同時発売でしたが今回は買い逃さなかったよ!(笑)
ここ最近は下降気味かなと思って読んでましたが、最終巻で盛り返した感がありますね〜。
充太、多武峰たち乙男仲間の後押しもあって卒業式の壇上で
自分が可愛いもの大好きな乙男だと全校生徒の前でカミングアウトした飛鳥。
そこで思わぬアクシデントがあり記憶喪失になってしまう。
飛鳥は記憶を、りょうちゃんを取り戻す事ができるのか…という流れでしたが
きっちり綺麗にまとまりましたね〜。
お母さんとお父さんのヨリ戻るのかなーとか思いましたが、自分、浅はかでした(笑)
こう収めますか!
でもこれが最良なんだろーなぁっていう感じです。
それにしても10年後の飛鳥の職業って結局何なのさ!
だいたいのキャラは思い描いていたかたちになったようですが、
飛鳥は…「都塚さんのおよめさん」…なのかコレ…。そういう事なのコレ?
うんこれも幸せだからいいか!
作者さんの乙男以外の作品を読んだ事ないのですが、本来はシリアス系の方なのでしょうか?
美麗な絵柄なのでシリアスにも合いますよね。
っていうかですね。
乙男ではパロディがたくさんあって、そういうのが大好きな私はウハウハなのですが
その中で本当にもうコレすげええええ!と思ったのが15巻の田村由美パロです。
田村由美の漫画を読んだ事のある方ならわかると思いますが
絵柄は勿論のこと、コマ割り、フラッシュやトーンワーク、ホワイト飛ばしといった画面効果、
ふきだしの描き方やセリフ(ばあやの「アア」「おいたわしや」とか)、モブキャラの描き方や
服のしわ、果ては効果音の描き方まで何かもうほぼパーフェクトなパロっぷりなんですよ…!
作者さん相当頑張ったんじゃないかなぁと思います。これはすごく感動しました。
今までも数々の漫画をパロっていましたが、中でもこの田村由美パロは完成度高くて素晴らしい!
(BASARAパロだけど、それよりもう少し古い作風…巴がゆく!あたりのような?)
私はこういうのバッチ来いなのですごく楽しめました。
何だか乙男最終巻の感想になってないような気もしますが、大団円でよかったです!